■ 商品説明
【素材:経糸:絹100% 横糸:毛80% ナイロン20%・未仕立て・幅約39.5cm×長さ約12.5m】
※ この商品は別途お仕立が必要です。
■ 東京都八王子市の伝統的産業である「八王子織物」のシルクウールポーラー反物です。
「ポーラー」とは、強撚糸の細いウール糸で織られた、夏用の薄地の生地のことです。
サラリとしてハリのある爽やかな手触りで、通気性に富み、程よく透け感も感じられます。
夏用の背広地などにも使用されている織り方です。
経糸にはシルクが100%使用されていますので、絹織物のような生地の輝きや、心地よい滑らかな感触が感じられます。
ウールは吸湿性・放熱性にとても優れており、冬暖かく夏に涼しいその特性から、男性のスーツの素材としてもお馴染みです。
男性用の巾に織られておりますので、裄丈のある女性の方にもおすすめです。
昨今はシックな男着物を女性用にお仕立しする方も多く、着物が無地感覚で落ち着いたお色目なのでどんな帯でも合わせやすく多彩な帯遊びがお楽しみいただけます。
当商品はドライクリーニングが可能です。
*お近くのクリーニング店様にご相談ください。
5月~10月上旬ころ。お単衣~夏用のお着物です。
普段着ですので、明確な決まりはありません。
冬以外の時期を通してお召しいただけます。
カジュアルシーン用のお着物です。
家着や普段着・街着としてはもちろん、羽織をお合わせ頂いて、お稽古や軽めのお茶会・カジュアルなパーティなどにいかがでしょうか。
帯のお合わせは角帯や兵児帯などを。
また、羽織にお仕立いただくのも素敵です。
落ち着いた配色の上品な細かい縞文様が、精緻に美しく織り込まれ、風格ある雰囲気が存分に表現されています。
適度な透け感とシャリ感があり、見た目にも肌さわりにも爽やかな清涼感が感じられます。
また、商品には、厳しい品質検査に合格したことを証する八王子織物工業組合の発行する商標が添付されています。
東京都心から西に40キロの丘陵地帯に位置する八王子は、かつて「桑都(そうと)」と讃えられ、西陣・桐生に次ぐ国内第3位の売り上げを誇る織物の街でした。
その歴史は非常に古く、日本書紀や万葉集にも記述がみられるほどです。昭和55年には通産省より「多摩織」の名称で伝統的工芸品として指定を受けましたが、昨今の洋装化の影響を受け、八王子の織物生産は衰退の一途をたどり、現在ではほとんど生産されなくなってしまいました。
当商品は大切に所蔵されていたメーカーさんのご厚意によりわずかに譲り受ける事が出来たものです。
貴重な八王子の歴史が刻まれた、価値ある逸品を、この機会にどうぞご検討くださいませ。
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商品の写真は、可能な限り現物に近いお色での掲載をしておりますが、ご覧のモニターにより、多少の違いがあることがあります。
あらかじめご了承下さい。
※ この商品は別途お仕立てが必要です。当店ではお仕立ても承っております。詳しくはこちらをご覧ください。